青少年の健全育成って良く言われます。常々感じていたのですが、この場合の健全って何?それを育成するってのは何するの?
国語辞典によると、健全とは、
・身心が正常に働き、健康であること。また、そのさま。
・考え方や行動が偏らず調和がとれていること。また、そのさま。
・物事が正常に機能して、しっかりした状態にあること。また、そのさま。
となっています。
一番目の健康という部分はなんとなく分かります。健康である状態は想像しやすいですし、そのためにスポーツを実施するなど、色々な事業が考えられます。
問題は正常とか偏らないって部分かと思います。様々な講演会で偏った価値観で語られているのではないか?一部の大人な考える正常という状態を、青少年に押し付けているのではないか?
機械であれば正常という状態は理解しやすいですが、相手は人間、ましてや多様な価値化を持つ青少年、しかも、社会環境も大きく変わっていく中で、青少年が正常に考えを持ち、正常に行動することを育成するって、やたらと難しいし、できるのか?
先日、とある講演会で話しを聞いていると、とどのつまりは、法律など規則をしっかりと守り、挨拶ができ、学校にきちんと行って、勉強をしっかりとして、ボランティア活動にも積極的に取り組んでいる子供をたくさん作り出すことが、青少年の健全育成である、ということのようでした。一般的に言う「良い子」をたくさん作り出すことになるんですね。本当にそれでいいのか?そんな集団が居たら、きっとつまらないんだろうなあ、と単純に思ってしまいます。
あえて言えば、健康という状態だって、本人にしか分からない部分も多いし、ましてや健全というものを変に定義して、青少年はかくあるべし、このように行動するべき、と決め付けるのは健全では無いと感じたしだいです。